した。今回、初めての参加でしたので力になれるのか心配でした
が、なんとか無事終えました。初日は少し雨にうたれましたが、
2日目、3日目は夏の日射しがきつく、少しばかり疲れました。
しかし、標高が高く、また直前に雨が続いたこともあり、谷は
水量が多く日影に入ると涼しく、避暑も兼ねて心はリフレッシュ
出来た感じです。
下の写真は、急斜面に建つ納屋です。下から数えると4階建てに
もなります。最上階には四方縁が廻されています。少しでも土地を
有効活用するためなのでしょうか。屋根の出は深く、四方縁が意外
と腐食していません。外壁は土塗り壁のうえにひしゃぎ竹を張って
あります。

次に現れたのは車道から10分ほど、急斜面を登ったところに一面
に広がった平らな部分に建った茅葺の民家です。実は70mから
80m手前にも同規模の民家が建っています。右側の建物は1階が
牛舎で2階が倉庫のようです。
数年前にここの主人は亡くなられたそうですが、それまではここ
で住んでいたそうです。4、50年前はさぞかし大家族でにぎやか
に生活していたのでしょう。当時の生活が偲ばれます。

次週は残りの民家の外観調査と数件に絞った詳細調査が行わ
れます。構法的にも現代に繋げていけそうな部分も多くありそう
な気配がします。