2010年08月03日

民家調査

 7月30日から8月1日の3日間、民家調査で旧一宇村に行ってきま

した。今回、初めての参加でしたので力になれるのか心配でした

が、なんとか無事終えました。初日は少し雨にうたれましたが、

2日目、3日目は夏の日射しがきつく、少しばかり疲れました。

しかし、標高が高く、また直前に雨が続いたこともあり、谷は

水量が多く日影に入ると涼しく、避暑も兼ねて心はリフレッシュ

出来た感じです。

 下の写真は、急斜面に建つ納屋です。下から数えると4階建てに

もなります。最上階には四方縁が廻されています。少しでも土地を

有効活用するためなのでしょうか。屋根の出は深く、四方縁が意外

と腐食していません。外壁は土塗り壁のうえにひしゃぎ竹を張って

あります。

minka_02.jpg

 次に現れたのは車道から10分ほど、急斜面を登ったところに一面

に広がった平らな部分に建った茅葺の民家です。実は70mから

80m手前にも同規模の民家が建っています。右側の建物は1階が

牛舎で2階が倉庫のようです。

 数年前にここの主人は亡くなられたそうですが、それまではここ

で住んでいたそうです。4、50年前はさぞかし大家族でにぎやか

に生活していたのでしょう。当時の生活が偲ばれます。

minka_01.jpg


 次週は残りの民家の外観調査と数件に絞った詳細調査が行わ

れます。構法的にも現代に繋げていけそうな部分も多くありそう

な気配がします。
posted by セイジ at 01:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 民家調査